太ももってなぜ簡単に細くならないの?その原因と対策方法。
「太ももダイエットの方法を知りたい」「減量しても、脚が細くならない」このような悩みを抱える女性は非常に多いです。なぜ減量しても細くならないのか、その原因から解決法まで徹底解説していきます!
目次
- ○ 太もも痩せできない原因は股関節
- ・「股関節のハマりが悪く、骨格が崩れている」
- ・なぜ股関節のハマりが悪くなるのか?
- ・まずは「ストレッチ」から
- ○ 太もも痩せにはまずはストレッチから
- ・ストレッチ「もも前」
- ・ストレッチ「大臀筋」
- ・ストレッチ「内転筋」
- ○ 太もも痩せをさらに加速させる補強トレーニング
- ・補助トレ「ヒップリフト」
- ・補助トレ「ワイドスクワット」
- ○ まとめ
太もも痩せできない原因は股関節
「股関節のハマりが悪く、骨格が崩れている」
綺麗にパンツを履きこなしたいが、もも前やもも外がいつもパンパンにハってしまう。また、ももだけでなく「お尻が垂れる」「足を閉じても膝がくっかないほどのO脚」「ふくらはぎもパンパン」など、下半身のボディラインを気にされる女性は非常に多いです。
これらに共通している問題は「股関節のハマりが悪く、太ももの骨が外側に張り出している」ことが原因です。太ももの骨が外側に張り出すことで、体重も太ももの外にかかり、もも外ばかり使ってしまう。これが続けば骨格自体が崩れ、いずれはO脚につながります。また股関節のはまりが悪いことで、お尻の筋肉を使うことができないので「もも前やふくらはぎばかりを使って太くなる」という悪循環になってしまいます。
なぜ股関節のハマりが悪くなるのか?
では、なぜ股関節のハマりが悪くなってしまうのか?原因は「長年の歩き方や動きのクセ」にあります。デスクワークにより腰が丸くなり、お尻が広がる。同じ姿勢がつらくなり、足を組んで座り、骨盤もゆがむ。ヒールを履いて膝が曲がったまま歩くことで、もも前やふくはらぎばかり使ってしまう。そのような動きを繰り返すことで関節がゆがみ、本来の姿から徐々に骨格が崩れていきます。そのため、まずはゆがんだ骨格をリセットし、本来の姿に戻し、正しい体の使い方を「再教育」することが必要になります。骨格のゆがみを治せば、脚のラインが整うだけでなく、歩きやすさなど動きの改善にもつながるのです。
まずは「ストレッチ」から
「太もも痩せするために筋トレしよう!」と多くの方がなりがちですが、ゆがんだ骨格、今回で言えば「股関節が外側に張り出した状態」のまま筋トレをしても、骨格は元に戻りません。むしろ怪我につながったり、今よりさらにももまわりが太くなるでしょう。これは間違った努力の仕方です。まずは本来の位置に戻すために「ストレッチ」から行いましょう。ストレッチを30~60秒じっくり行うことで、かたまった筋肉をゆるめ、股関節を本来の位置にすぽっとおさまるようにするだけでも脚のラインは変わります。またストレッチでカチカチに硬まっていた筋肉をほぐすことで、滞っていた血流もスムーズになり、代謝も上がり「むくみも改善」されます。
太もも痩せにはまずはストレッチから
では早速、太もも痩せするためのストレッチ3種目を紹介します!このストレッチを毎日行えば、脚のラインの変化が、ご自身でも実感できるはずです!
ストレッチ「もも前」
まずはパンパンに張っている「もも前」をほぐします。以下のストレッチで伸び感がない、もしくは姿勢がとれない、という方はもも前の硬さが強すぎるので、まずはマッサージや筋膜リリースを行ってから再度このストレッチを行いましょう。
【やり方】
①片膝姿勢になります(膝が痛い場合は、膝の下にタオルを入れましょう)
②後ろ足をつかみ、お尻へ引きつけます。
③もも前の伸び感が出ればOKです
④伸び感が弱ければ、体重を前にかけると伸び感が強まります。
【負荷】60秒
※詳しくは↓こちらの動画をご覧下さい
ストレッチ「もも前」
ストレッチ「大臀筋」
次にお尻のストレッチです。お尻に力が入ることで、股関節のハマりもよくなり、骨格も正しい位置に戻ります。お尻に力が入れられるように、まずはほぐすことが重要になります。
【やり方】
①背筋を真っ直ぐにして座り、左脚を右脚にかけます。
②腰が丸くならように、上体を前に倒します(膝が浮いてこないよう、手で軽く抑えます)
③お尻のストレッチ感が出ればOKです。
【負荷】60秒
※詳しくは↓こちらの動画をご覧下さい
ストレッチ「大臀筋」
ストレッチ「内転筋」
次に内ももです。もも前やもも外のハリと関係ないように思えるかもしれませんが、もも前や外が張っている原因の「股関節が外に張り出している状態」は、ももの骨が内側に回旋し、内ももも縮んだ状態になっています。そのため、内ももをほぐすことで、さらに股関節のハマりをよくすることができます。
「やり方」
①四つん這いになり、腰幅より広めに足を開きます(膝の内側が床に接地します)
②腰が丸くならない範囲で、お尻を床につけるように引いていきます。
③20秒キープしたら、元の位置まで戻り、再度同じ動きを繰り返します。
④3セット繰り返しましょう。
【負荷】20秒×3セット
※動画ではキープの時間が短くなっていますが、フォームは同じです。
※詳しくは↓こちらの動画をご覧下さい
ストレッチ「内転筋」
太もも痩せをさらに加速させる補強トレーニング
さきほどのストレッチ3種目を毎日行うだけでも成果はありますが、正しい動きを早く体に覚えさせたい場合は、以下の「筋トレ」も合わせて行ってみてください。今まで「もも前」「もも外」を使っていたエラーを修正し、「おしり」「内もも」を使えるようにすることが目的になります
補助トレ「ヒップリフト」
①仰向けに寝て、両膝を曲げます。
②膝から肩まで一直線になる位置までお尻を持ち上げます。20秒キープします。
③一度お尻を床に下ろし、再度同じ動きを繰り返します。3セット行います。
【使う部位】インナーユニット(骨盤底筋、横隔膜、腹横筋、多裂筋)、大臀筋
【負荷】20秒×3セット
※お尻ではなく腰に痛みが出た場合は、無理をせず中止しましょう。
※詳しくは↓こちらの動画をご覧下さい
ヒップリフト
補助トレ「ワイドスクワット」
①足は肩幅より開いて立ち、手は胸の前へ。
②ももが床と平行になるまで、お尻をゆっくり下ろします。
③この時、膝は小指方向に向け、股関節を開くように意識します。
④膝が伸びきるギリギリまでゆっくりと立ち上がり、動作を繰り返します。
【使う部位】大臀筋、内転筋、ハムストリングス
【負荷】15〜20回
まとめ
太もも痩せについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?減量、筋トレ、ジョギングも大事ですが、その前に崩れた骨格を戻すための「ストレッチ」がまずは大切です。骨格が本来の位置に戻ることで綺麗なボディラインはもちろん、歩きやすさなど動きの改善にもつながります。ゆがんだ骨格のままどれだけトレーニングしても状態は悪化するだけです。逆に、整った骨格であれば、激しいトレーニングをしなくても日常動作だけで充分に綺麗なボディラインを手に入れられます。そのためにも、できるストレッチから一つずつ取り組んでみましょう!