糖質制限をしても痩せない?驚くべき3つの事実
糖質制限ダイエットが昨今は流行していますが「やっているけど痩せない」と、成果が出ない方もたくさんいます。
この理由として、間違った理解が根本にあります。
今回は糖質制限についての解説から、おすすめの食事方法まで徹底解説していきます!
目次
- ○ 糖質制限をあらためて理解する
- ・なぜブームになった?
- ○ 糖質制限をしても痩せない理由
- ・①主食だけを抜く「エセ糖質制限」
- ・②「タンパク質」が足りてない
- ・③「糖代謝」が落ちる30代からは運動も並行すること
- ○ 糖質制限の代わりに今日からできるテクニック紹介
- ・①タンパク質を含んだ朝食を取る!
- ・②なにがなんでも液体の糖分を避けること!
- ○ まとめ
糖質制限をあらためて理解する
まず炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分けられます。そのため「糖質制限ダイエット」と「炭水化物抜きダイエット」では若干意味合いが異なります。「炭水化物抜きダイエット」は食物繊維も減ってしまうため、腸内環境の悪化や便秘などの不調が出る可能性もあります。糖質は減らしても、食物繊維を確保できるかどうかに、両者の違いがあります。また、一般的なカロリー制限ダイエットとは違い、カロリーは気にせずにタンパク質と脂質はしっかり確保する、というのも糖質制限ダイエットの特徴です。
なぜブームになった?
人間の活動に必要なエネルギー源となる「糖質」。しかし、糖質をとりすぎることで、余った糖質が体内で体脂肪に変わり、それが太る原因になるため、取りすぎの糖質は減らそう、というのが糖質制限ダイエットです。また、糖質の摂取量が少なくなることで、そのかわりに脂肪がエネルギー源となり、体脂肪も落とせる。という効果も期待できるため「糖質制限ダイエット」が大ブームになりました。
糖質制限をしても痩せない理由
ではそのような糖質制限ダイエットを実施しても、痩せないのはなぜか?大きくわけて「3つ」の誤解があります。順に説明していきますね!
①主食だけを抜く「エセ糖質制限」
「糖質制限ダイエット=白米などの主食を抜くダイエット」という理解をして、主食を抜く代わりにお菓子やジュースは摂取するという「エセ糖質制限」をする人がいます。結論から言うと、こちらの方が太りやすくなります。
ジュースに含まれる液体の糖質やお菓子に含まれる砂糖は吸収が早く、血糖値をガツンと上げます。つまり「GI値の高い食品」です。急激に上がった血糖値を下げるためにインスリンが出続けるため、全く痩せない体質になります。それであれば、お菓子の代わりにお米などの主食をしっかり摂る方が断然痩せやすい体質になります。
②「タンパク質」が足りてない
三大栄養素の中でも、圧倒的に体脂肪になりにくいのが「タンパク質」です。また、タンパク質は筋肉、髪、皮膚など「体の構成材料」になります。体をつくる栄養素でもあり、体脂肪にもなりにくい、とメリットばかりですが、食事から摂取しないと不足しがちになります。特に、体内で合成されない「必須アミノ酸」を多く含む「動物性タンパク質」を積極的に取りたいですね。糖質を減らしても野菜ばかりの食事ではなく、肉、魚など動物性タンパク質を積極的に摂取しましょう。具体的には一食で「手のひら一枚分(約100g)」の肉、魚を摂取したいですね。1日あたりでは、手のひら2枚分の肉、魚に、卵2~3個、納豆や豆腐なども補助的に入れたいですね。
トレーニング中の食事になぜ「タンパク質」が必要なのか??効果的な摂取方法に関しても知りたい方はこちらへ
③「糖代謝」が落ちる30代からは運動も並行すること
年齢とともに代謝は落ちます。特に「糖質を筋肉に取り込み、エネルギーにする力」の「糖代謝」が落ちます。糖代謝が落ちると、余った糖質が「体脂肪」になり、「血糖値も上がり」、いずれは「糖尿病」を招きます。糖質を減らしたとしても、わずかな糖質でさえエネルギーにならずに体脂肪になるわけなので、当然体重は落ちません。そのためにも糖代謝をあげる「運動」が大切になります。代謝の高い10~20代は食事だけでも痩せますが、30代以降は運動も並行して痩せ体質にしていきましょう。
糖質制限の代わりに今日からできるテクニック紹介
①タンパク質を含んだ朝食を取る!
起床後は体内で糖をつくりだす「糖新生(とうしんせい)」の際に使われるアミノ酸が不足しています。すると、体脂肪ではなく筋肉が分解されてアミノ酸が使われることになり、体脂肪も減らず筋肉量も落ちる、といった「太り体質」になります。筋肉を分解せずに体脂肪を燃焼させるためには、朝食でタンパク質を摂取することが重要になります。迷ったら「納豆卵かけご飯+具沢山味噌汁」でOKです。具沢山味噌汁ができない場合は、カットわかめを入れるでも十分です。時間がないという方は「プロテイン」を朝食がわりに摂取するのもオススメです。
②なにがなんでも液体の糖分を避けること!
糖分は固体よりも液体の方が体に吸収されるスピードが早くなります。りんごよりもりんごジュースの方が、吸収スピードが早いということです。吸収スピードが早いと言うことは「血糖値が高くなりやすく、太りやすい体になる」ということなので、要注意です。そのため、ダイエット中のフルーツジュースはお勧めできません。「果汁100%のフルーツジュースが体にいい」というイメージで摂取していたのが、それが肥満の原因になっていた、ということは避けたいですね。加えて、果物よりも果糖が多いのが「果糖ブドウ糖液糖」です、これを含む液体はさらに要注意です。多くの清涼飲料水に含まれているので、原材料をよくご確認ください。ダイエット中の水分補給は水かお茶にしましょう。
糖質制限に関して併せて読みたいこちらの記事もご覧ください↓
カロリーゼロでもダイエット効果なし!?気をつけたい食品4選を徹底解説!
まとめ
糖質制限ダイエットについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
お菓子やジュースからの糖質は避け、食事から必要な栄養をとる。30代からは運動も並行して行う。など基本的な内容ばかりでしたが、ダイエットに目新しいものは存在せず、基本的な知識を頭に入れて、あとは実際に行動にうつすことが一番重要になります。正しい知識を手に入れて、健康的に減量していきたいですね!