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姿勢が悪いと何が問題なのか?

「周りから猫背とよく言われるんです」と、姿勢の悪さを気にされる方は非常に多いです。さらに、「うちの子は姿勢が悪くて」「まっすぐ座っていられなくて」と、お子様の姿勢を気にされる方も多いです。そもそも姿勢が悪いと何が問題なのか、分かりやすく解説します!

目次

姿勢の崩れは「体と心の不調」を引き起こす

姿勢の崩れは、見た目の問題だけでなく①ケガ・不調の原因②呼吸が浅くなり、メンタルが乱れる(イライラ・不安)③運動能力低下など、たくさんのデメリットがあります。ここで明確にしておきたいのは、「正しい姿勢とは?」という定義です。ここが分からず、「しゃきっとしなさい」「まっすぐ立ちなさい」と言っても、当然すぐに元通りになってしまいます。

正しい姿勢とは?

「正しい姿勢とは?」の定義ですが【伸びる子どもの、からだのつくり方(ポプラ社出版 森本貴義 山本邦子 著)】によると、「自分がやりたいことを無理なく楽に継続できる姿勢」と述べています。抽象的ですが、この表現がベストアンサーだと思います。どれだけ胸を張って、背筋を伸ばしても、背中が緊張でバリバリになったり、やりたいことが長時間できないようでは意味がありません。
ちなみに「姿勢チェック」としてfalconで使う項目は添付画像の通りです。このチェックに加え、ご本人の日常的な感覚(肩がこりやすい、腰がハリやすいなど)を聞きながら、姿勢を改善していきます。

なぜ姿勢が崩れるのか?

そもそも「なぜ姿勢が崩れるのか?」ということですが、大きく分けて三つの要因があります。「足裏感覚の崩れ」「体幹部の筋力低下」「感情」の3つです。足裏や体幹部は「体の問題」ですが、それだけでなく感情という「メンタルの問題」も含まれるのが一つポイントです。
姿勢や歩き方にはその人の感情が表れやすいです。胸を張って堂々と歩く人、うつむき加減でとぼとぼ歩く人、不安にあおられるようにきょろきょろ歩く人。すごく嫌なことがあって落ち込んでいるのに、胸を張って堂々としている。そんな人はおそらくいませんよね(笑)いつもは元気良く走って家に帰ってくる息子さんが、うつむき加減でとぼとぼ家に帰ってくるのを見たら「おや、なにかあったのかな?」と気づくはずです。
こういうことが理解できると「しゃきっとしなさい」「背筋をピンと伸ばしなさい」と表面だけ正しても意味がないことが理解できると思います。内面が姿勢に表れる、とも言えます。ただし、「メンタルにアプローチして姿勢を正す」というのは即効性や現実的ではないので、体(フィジカル)から変えていく方が早いです。そして、それを担うのが我々トレーナーの役割になります。

姿勢をどのように改善する?

では崩れた姿勢をどのように変えていくのか?前述したようにメンタルよりフィジカルにアプローチした方が現実的な取り組みになります。ポイントは「足」と「体幹」です。

①「足」の改善

今まで担当してきたお客様を振り返ると、「腰」「膝」「肩」など痛みを訴える部位は違えど、「足」に問題を抱えている人は非常に多いです。①指がまっすぐ伸びていない②指にすき間がない③立ち姿勢で指が床から離れている(=浮指)④小指だけ床から離れ、外反母趾や扁平足がきつい、といった状態です。運動不足やシューズの問題、裸足で動くことの少なさなどが原因として挙げられます。
その中でもやはり「運動不足」の影響が大きいです。歩くことで足裏感覚は強化できますし、スクワットなどの筋力トレーニングで足指や足裏の力を強化することができます。

3点で立つ

まず重要なことは「足のつき方」です。結論としては、「母指球」「小指球」「かかと」の三点が地面についていることが大切なポイントです(添付画像。「足裏トライアングル」とも呼びます)。この3点を着いて立つことが重要になります。扁平足や外反母趾の方は小指球が浮いていることが多いですし、ヒールを日頃空いている人はかかとにうまく体重が乗せられない、ということが多いです。まずは意識してこの3点で立つようにしましょう。

②「体幹部」の筋力向上

次に体幹部です。体幹部が運動不足により弱化すると、猫背や反り腰など姿勢の崩れに繋がります。特にデスクワークや長時間の運転などを日常的にされている人は、体幹部が弱化しているケースが非常に多いです。意識的に体幹部を強化していきたいですね。具体的なエクササイズはこちらの過去記事をご覧下さい。

まとめ

姿勢の崩れがもたらす問題から解決策まで、簡単に解説させていただきましたがいかがでしたでしょうか?見た目だけでなく体や心の問題にも関わるのが「姿勢」です。「元気で活力だから姿勢が良い」とも言えます。しかし「姿勢を良くするから元気も活力も生まれてくる」とも言えます。姿勢は運動で解決できます。姿勢にお悩みの方、ぜひお気軽にfalconまでお問い合わせくださいね。

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